janet.
ジャクソン家の末娘。。。マイケルの妹。。。その呪縛から今こそ解き放たれようと発表したアルバムです。タイトルの最後の「.(ピリオド)」にその強い意志を感じます。 このアルバムもジャネットとジャム&ルイスの共同プロデュースです。ジャネットの未だ先頭を走りつづけようとする実験的なサウンドを取り入れていて、ジャネットのこれまで見せたこと無い魅力的な新しい顔を垣間見ることができ、1千万枚売れるのも納得です。今までのアルバムと違ってセクシャリティをおおく含んでいて、ジャネットのアダルト感を感じさせる詩が多いです。 曲にはビルボード誌にて8週連続1位のthat's the way love goes、リミックスによって全く違う曲になるyou want this、声の変え方が凄いダンスナンバーのif、セクシーなthrob、バラードのagain、シークレットラックのwhoopsnowなどお勧めの曲でいっぱいです。ですが、このアルバムのポイントはやっぱり声です。ジャネットのさまざまに変わる声に聞き惚れられるのがこのアルバムです。ジャネットとジャム&ルイスのうまい掛け合いをまさに堪能できるでしょう。 ですが、やはり必聴すべきはジャネットが魅せる大人のバラードです。バラードはagainやanytime,anyplaceが入っていて、その曲がかかると思わず聞き入ってしまいます。anytime.anyplaceはリミックスの素晴らしさを存分に発揮していて、R.Kellyバージョンは特に素晴らしいと有名です。 またこのアルバムでは黒人として生きるジャネットの姿勢が描かれています。racismやnew agendaなどこれまでタブー視されがちなテーマを臆することなく声を大に訴えています。 こう見てみるとまさにジャネットのフルコースというべきではないでしょうか。裏返せば方向性がばらばらになってしまったということも言われてしまいますが、様々なジャネットの可能性をみてとれると思います。ぜひぜひ聞いてほしい1枚です。様々な雑誌で90年代のベストアルバムにあげられていますがそれも納得できるでしょう。ちなみにこのアルバムから古巣A&Mから離れ、現在のVirginに移籍しました。(1999) |
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